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ストレスチェックマニュアルとは?わかりやすく解説

ストレスチェックマニュアルとは?わかりやすく解説
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厚生労働省では、労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度について、各種マニュアルを用意しています。
ただ、その種類が膨大であるうえ、事業場の担当者が読むべきものか、実施者である産業医が読むべきものかが少しわかりづらいです。
ここでは、厚生労働省のストレスチェックマニュアルについて、わかりやすく紐解いていきます。

ストレスチェックマニュアルとは?

厚生労働省ではストレスチェック制度の積極的な情報公開を行っており、初めての事業場、担当者でも、それらを参照すればストレスチェック制度を実施することができます。
しかし欠点が……!
各種マニュアルやリーフレット類は、厚生労働省運営の「こころの耳」にある「ストレスチェック制度について」にまとめてあるものの、資料が膨大なため、どれを読んだらいいのかがとてもわかりづらいのです。
では、ストレスチェックを実施する場合、最初に見るべきマニュアルはどれかというと、ずばり「労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度実施マニュアル」です。
「労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度実施マニュアル」は、通称「実施マニュアル」ともいわれており、産業医や保健師、衛生管理者など、ストレスチェック制度の実務を担う方が、事前に目を通すことが想定されています。
実施マニュアルでは、ストレスチェック制度に関係する実務が流れに沿って説明されているほか、各種ひな形も掲載されています。
担当者は精読するようにしましょう。

「ストレスチェック制度導入ガイド」とは?

ストレスチェック制度の全体像をざっくり知りたいときにおすすめなのは「ストレスチェック制度導入ガイド」です。
「ストレスチェック制度導入ガイド」は、ストレスチェック制度のパンフレットとしての役割を担っています。従業員や経営層に「ストレスチェックが何であるか」を説明するうえではわかりやすいでしょう。
ただ、制度の細かな修正に合わせて他の資料は改訂が行われているものの「ストレスチェック制度導入ガイド」は、ストレスチェック制度が始まって間もない2016年4月に公開されて以降改訂がなされていません。
概要を把握するうえは有用ですが、ストレスチェック制度を実施する際に「手元に置いておく資料」として活用するのはおすすめできません。
あくまで「ざっくり知る」ために使うにとどめておきましょう。

「ストレスチェック制度 簡単!導入マニュアル」とは?

先ほどご紹介した「実施マニュアル」は担当者必携の書ですが、200頁以上にわたる大ボリュームで、いきなり読み始めには、難易度が高めです。
あらかじめ読むのにおすすめなのが「ストレスチェック制度 簡単!導入マニュアル」です。
ストレスチェック制度の目的や、実施に際して気を付けるべきことがかみ砕いて書いてあります。
ストレスチェックの受検結果は機微な個人情報なので「やってはいけない」ことがたくさんありますが、「ストレスチェック制度 簡単!導入マニュアル」では、これらについてもわかりやすく説明がなされています。
事業場でストレスチェック制度の担当者になった場合は、最初にこれを読み込んだうえに、「実施マニュアル」に移っていくと、抵抗がないでしょう。

「医師向け面接指導マニュアル」とは?

ここまで紹介してきたのはストレスチェックの「事業場側担当者」が読んでおくべき各種マニュアルです。
一方で、厚生路労働省からは「長時間労働者、高ストレス者の面接指導に関する報告書・意見書作成マニュアル」という、ストレスチェック制度に実施者として携わる産業医向けのマニュアルも公開されています。
前半部分には、「長時間労働者」「高ストレス者」との産業医面談をどのように実施していけばよいかが解説されており、「面接指導マニュアル」ともいえます。
このうち高ストレス者面談については、具体的に以下4点を確認、実施することが求められています。

・ 勤務の状況(労働時間、労働時間以外の要因)の確認
・ 心理的な負担(ストレス)の状況の確認
・ その他の心身の状況(心身の健康状況、生活状況等)の確認
・ 総合評価、労働者への指導

面接指導に関する報告書・意見書作成マニュアルとは?

また、「長時間労働者、高ストレス者の面接指導に関する報告書・意見書作成マニュアル」には「医師が作成する報告書・意見書の様式(例)」が載っており、こちらが本マニュアルの主たる部分ともいえます。
掲載されている様式例は、「長時間労働者用」、「高ストレス者用」、「兼用」の「面接指導結果報告書」「就業上の措置に係る意見書」です。
産業医面談を実施した際にそのまま使うことができるうえに、具体的な記載例や記載の手順もあります。
このほか参考資料として、以下の様式例が載っています。

・ 労働時間等に関するチェックリスト
・ 労働時間以外の労働に関する負荷要因
・ 疲労蓄積度のチェックリスト
・ 心理的な負担(ストレス)の状況の確認の際の観点
・ 心身の健康状況、生活状況の把握のためのチェックリスト
・ 抑うつ症状に関する質問
・ 脳・心臓疾患のリスク評価の方法
・ 面接時の生活習慣・セルフケアのアドバイス

まとめ

ストレスチェック制度のマニュアルについて、わかりやすく解説してきました。初めてストレスチェック担当者になった際は、まず「ストレスチェック制度 簡単!導入マニュアル」で概要を抑え、そのあとに「労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度実施マニュアル」を読むと、スムーズに実施ができるでしょう。
また、ドクタートラストのストレスチェックサービスなら、初めての担当者でも安心のトータルサポート体制が整っています。
そのまま使えるひな形やマニュアルもご用意しています。
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