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この記事のタイトルを読まれた方の中には、「ケチな飲み屋? メンタルヘルスと関係があるの?」と思われた方も大勢いらっしゃることでしょう。
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目次
メンタル不調者に気づくポイントの語呂合わせ「ケチな飲み屋」
一見、何のことかわからない「ケチな飲み屋」というワードですが、これは、「うつ病の可能性のある業務上のサイン」を把握するための語呂合わせになっています。
医学博士の鈴木安名氏が2006年に提唱したもので、その内容は以下のとおりです。
ち:遅刻・早退
な:泣き言を言う
の:能率の低下
み:ミス
や:辞めたいと言い出す
このようなサインを発する社員を発見したら、フォローが必要でしょう。
メンタルヘルスにおいては、早期発見が大きなポイントです。
重要なサインとなる状況を見逃さないよう、社員のみなさんに、「気づきのポイント」を共有いただくことは、メンタル不調者の予防に向け、効果的な対策となります。
メンタル不調者にやさしい「ヤキトリ上司」
仕事の効率化には、適度なストレスが必要です。
その「適度なストレス」を、メンタル不調につながるストレスではなく「この人についていきたい!」というモチベーションに変えましょう。
この人についていきたい! そんな上司を、語呂合わせで「ヤキトリ上司」といいます。
語呂合わせの内容は以下の通りです。
き:厳しい
と:とっつきやすい
り:理性的
人に対するやさしさ、受容性、職場の生産性を上げる厳しさ、安心感を与えてくれる話しやすさ、感情的にはならず、理性的に冷静な対応をとれる。
こんな「ヤキトリ上司」のいる職場では、メンタル不調者が発生しにくいといわれています。
「アホウ鳥上司」に気を付けて
一方で、気を付けなくてならないのは「アホウ鳥上司」です。
なぜなら、私たちのモチベーションを下げてしまうからです!
ほ:ほうづえをつく
う:腕を組み
ど:時計を見る
り:リズムを刻む(貧乏ゆすり)
管理監督者の立ち場にある方は、自分が「ヤキトリ」になれているか、「アホウ鳥」になっていないか、今一度振り返ってみましょう。
ケチな飲み屋のヤキトリ上司
従業員50名以上の事業場では、毎年ストレスチェックを実施していることと思います。
ストレスチェックは、その目的のなかで「職場改善」があげられていますが、メンタル不調予防では「上司や同僚の支援」が重要なポイントです。
上司は部下のメンタルヘルス不調をどう予防するか
上司、同僚のサポートはどちらも大事ですが、特に上司の役割はとても大きいです。
日常的に部下からの自発的な相談に対応するよう努めなければなりません。
そのためには、部下が上司に相談しやすい環境や雰囲気を整えることが必要です!
・ 強度の心理的負担を伴う出来事を経験した部下
・ 特に個別の配慮が必要と思われる部下
上記のような状況の部下に対しては、管理監督者のほうから声をかけるとともに、以下の対応も必要です。
・ 適切な情報を提供する
・ 必要に応じて産業医や保健師などの産業保健スタッフや外部相談窓口への相談を促す
上司が部下の話を聴くことは、職場環境の重要な要素である職場の人間関係の把握や、心身の健康問題の早期発見・適切な対応という観点からも重要です。
また、部下がその能力を最大限発揮できるようにするためには、資質の把握も欠かせません。
部下のものの見方や考え方、行動様式を理解することが、上司には求められています。
また、「話を聴く」ことは、簡単に思えますが、実は結構難しいものです。
上司がこのような適切な対応ができるようになるためには、会社側が管理監督者に部下の話を聴く技術を習得する機会を与えることが重要です。
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