メンタルヘルス

メンタルヘルスとはどんな意味?メンタルヘルスケアの必要性

メンタルヘルスとはどんな意味?メンタルヘルスケアの必要性

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メンタルヘルスという言葉の意味や定義を改めて考える機会はなかなかありませんよね。
今回は、メンタルヘルスという言葉の意味や定義を押さえながら、職場のメンタルヘルスケアの必要性についてわかりやすく解説します。

メンタルヘルスってどんな意味?

メンタルヘルスとは何か、その言葉をご存知でしょうか?
メンタルヘルスと言われても、その言葉が独り歩きをしていて、明確な意味を考えずに飛び交っている印象を持たれている方もいるかもしれません。
メンタルヘルスについて正しい理解を深めるためには、正確な知識を身につけることが大切です。まずは言葉の意味からおさらいしましょう。

メンタルヘルスとは

メンタルヘルスは、厚生労働省の「労働者の心の健康保持増進のための指針」において「ストレスや強い悩み、不安など、労働者の心身の健康、社会生活及び生活の質に影響を与える可能性のある精神的及び行動上の問題を幅広く含むもの」と定義が示されています。
つまり、人の心身の健康や生活に影響を及ぼす何らかの問題のことを表すのですが、とても広い定義を持っているため、さまざまな視座で考える必要があるとわかります。

メンタルヘルス不調の兆候

メンタルヘルスが不調に陥る、つまり心身に起こる何らかの問題に悩まされる状態になると、こころが次のようなサインを発してストレス状態であることを教えてくれます。

<メンタルヘルス不調の兆候>
・怒りっぽくなる
・食欲が減ったり増えたりする
・睡眠の質が悪くなる
・お酒の量が増える

こころのサインに気づいた際は、厚生労働省「こころの耳」も参照しながら、自身のメンタルヘルスの状態に注目してみましょう。

参考:厚生労働省「こころの耳」

メンタルヘルス対策が職場に必要な理由

メンタルヘルスは一人ひとりが管理するもののように思えますが、現代の社会情勢を振り返るとメンタルヘルス対策が職場に求められる理由がわかります。
昨今は、精神障害による労災の申請件数が増加していますよね。
また、自殺者数も減少傾向とは言え、自殺者の約5人に1人が40代という状況は変わりません。
それを踏まえると、職場単位で労働者のメンタルヘルスケアを進める重要性が理解できるのではないでしょうか。

メンタルヘルスケアは必要?

メンタルヘルスケアを、健康診断やがん検診などと同様に注目している人はまだ少ないでしょう。
前述の通り、昨今はメンタルヘルスの認知が徐々に広まりつつありますが、前時代的に根性論で解釈されるケースが後を絶ちません。
そこで続いては、メンタルヘルスケアの必要性についてお話していきます。

メンタルヘルスケアとは

メンタルヘルスとは、先に確認した通り、人の心身の健康や生活に影響を及ぼす何らかの問題のことでしたね。
つまり、メンタルヘルスケアとは、その問題を小さくして影響を最小限のものにしたり、そもそも問題に遭遇しないために先手を打ったりすることを表します。メンタルヘルスにおける転ばぬ先の杖がメンタルヘルスケアです。

メンタルヘルスケアの必要性

メンタルヘルスケアを、日ごろから取り組んでいる「転ばぬ先の杖」と同じように考えてみましょう。
たとえば、風邪をひかないように良く食べ良く眠る、保険に入って医療費の心配を軽減するなど、たくさんの対応がありますね。
メンタルヘルスケアの方法としては、ストレスの処理をする、休職などをしないために適宜休息を取るなどの対処が考えられます。
これらのような取り組みが、大きな問題へ発展することを避けることができるのです。

メンタルヘルスケアにはどんな方法がある?

職場におけるメンタルヘルスケアの方法として、4つのケアを厚生労働省が勧奨しています。

<メンタルヘルスケアの4つのケア>
・ セルフケア
・ ラインによるケア
・ 事業場内産業保健スタッフ等によるケア
・ 事業場外資源によるケア

これらはすべて、職場における取り組みが可能なメンタルヘルスケアの方法です。

セルフケアを推奨する

前述のメンタルヘルスケア中でも、最も身近で手軽にできるスキルがセルフケアです。
んの少しのコツを身につけるだけで、労働者一人ひとりが自分のメンタルヘルスケアに取り組むことができます。
セルフケアはインターネットや書籍で手軽に知ることができますが、「さんぽみち」を運営するドクタートラストでも情報サイトを設けておりますのでご参照ください。

働く人の保健室How
産業保健新聞

職場環境の改善

メンタルヘルスケアを充実させるために、職場環境を改善することはとても有効です。室温などの物質的な環境要因の他、業務フローや従業員教育などの職場体制を見直すなど様々な対策が考えられます。
前述のメンタルヘルスケアの4つのケアでお伝えした「ラインケア」の視点を用いると、管理監督者を中心に職場環境改善に取り組むことができますよ。

https://sanpomichi-dt.jp/mentalhealth-linecare/ ‎

産業医の選任

メンタルヘルスケアに産業医は欠かせません。産業医は医学に関する専門的な立場から、労働者の健康管理を心身に渡ってフォローしますが、メンタルヘルスケアという専門性の高い健康管理を行うためにはすべての事業場で産業医を選任することが望ましいものです。
ドクタートラストの産業医サービスでは、小規模事業場限定プランをご用意し、様々な事業場様へご利用いただけるよう体制を整えておりますのでご利用ください。

小規模事業場限定プラン

職場のメンタルヘルス対策における注意点

メンタルヘルスケア対策を職場で行う際は、先述のような4つのケア以外にも、管理監督者が個人的に従業員の相談を受けることもあると思います。
その場合は業務の相談に限らず、プライベートな相談や体調の相談など多岐にわたるのではないでしょうか。
自分の価値観と異なる話であると、判断にも迷ってしまいますよね。
管理監督者が従業員から個別に相談をもらった際の対応の仕方としては、まずは管理監督者が一人で抱え込まないということが大切です。
自分を頼って相談されると真摯に対応しなければならないという責務を感じやすいため、一人で抱え込んでしまうことが珍しくありません。
専門性の高い話や、判断に迷う内容であるときは、産業保健スタッフなどと協力し、事業場内で対処できないものだと判断した際は、医療機関を勧めるなどして対応していきましょう。

まとめ

メンタルヘルスケアは専門性の高いケアですので、正しい知識を研修などで取り入れ、専門職と積極的に協力することが効果的です。
ドクタートラストでは無料セミナーを始め、企業様に応じた有料セミナーも設けております。些細なことで構いませんので、ご質問等ございましたらお気兼ねなくお問い合わせください。

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この記事を書いた人

精神保健福祉士 八島

精神保健福祉士 八島

精神保健福祉士として精神科医療や障害者福祉に携わり、たくさんの医師や看護師、諸先輩方から臨床を教わってきました。