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メンタルヘルス

【保健師監修】ストレスチェック意味がない!と思いこんでいる人にこそ読んでほしい重要情報

ストレスチェック意味がない!と思いこんでいる人にこそ読んでほしい重要情報
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この記事は6分で読めます

ストレスチェックは2015年にスタートし、従業員数50名以上の事業場では、年に1度の実施が義務づけられています。
しかし、毎年実施していると、従業員の中には「ストレスチェックってやる意味あるの?」と思う方も出てくるでしょう。
また、人事総務部門などで「ストレスチェックを受けてもらう」立場の中にも「ストレスチェック実施が面倒だ」「ストレスチェックに意義を見出せない」と内心感じていらっしゃる方もいるのでは……。

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そこで今回は、そもそもストレスチェックが生まれた背景、そしてその目的をおさらいするとともに、どうしたら「意味のあるストレスチェック」になるのかをわかりやすく解説します。

一次予防がストレスチェックの最大の目的~制度誕生の背景~

仕事に関して、不安や悩み、ストレスを感じている人が多いというのは皆さんもよく知ることと思います。
厚生労働省では積極的にメンタルヘルスの保持増進を図るべく、2006年3月に「労働者の心の健康の保持増進のための指針」(以下、「メンタルヘルス指針」といいます)を公表し、事業場ごとのメンタルヘルス対策を促してきました。

<最初に公表されたメンタルヘルス指針の概要>
・ メンタルヘルスケアは、「セルフケア」、「ラインによるケア」、「事業場内産業保健スタッフ等によるケア」及び「事業場外資源によるケア」の「4つのケア」が継続的かつ計画的に行われることが重要
・ 事業場におけるメンタルヘルスケアを積極的に推進するため、衛生委員会等において十分調査審議を行い、「心の健康づくり計画」を策定するとともに、その実施に当たっては、関係者に対する教育研修・情報提供を行う

参考元:労働者の心の健康の保持増進のための指針について(2006年3月31日厚生労働省発表)

しかし、仕事による強いストレスが原因で精神障害を発病、労災認定される労働者は、メンタルヘルス指針公表後も増加傾向にあり、労働者のメンタルヘルス不調を未然に防止することがより一層重要な課題となりました。
こうした背景を踏まえ、2014年6月に公布された「労働安全衛生法の一部を改正する法律」ではストレスチェック制度が新たに創設されました。
この制度は、労働者のストレスの程度を把握し、労働者自身のストレスへの気付きを促すとともに、職場改善につなげ、働きやすい職場づくりを進めることによって、労働者がメンタルヘルス不調となることを未然に防止すること(一次予防)を目的としているのです。

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ストレスチェックは2通りのアプローチでメンタルヘルス不調の未然防止を図る

このように、最終的には労働者個々人のメンタルヘルス不調の未然防止にあるわけですが、前述のようにストレスチェックにおけるアプローチ方法は労働者本人である「個人」を対象としたもの、そして事業場や部署といった「集団」を対象としたものの2つにわけることができます。

個人へのアプローチ

まず、ストレスチェックの個人へのアプローチ方法についてご説明します。
受検者の皆さんは、設問に対して、マークシート(または、ウェブ上のチェック方式)で回答をすることで、高ストレス度が判定された結果をもらうことになります。
このようにして、受検者個人がその時点での「ストレスの状況」を知り、自分で自分のストレスをマネジメントすること、つまり「セルフマネジメント」を行っていくのが個人へのアプローチ方法です。
また、高ストレスと判定された方については、産業医面談につなげていくこともできます。

集団へのアプローチ

続いて忘れてはならないのは、集団へのアプローチです。
従業員全員から得られたストレスチェックの回答結果というのは、職場の状況を知るうえでとても重要なデータです。
これらを集計、分析することで、職場の状況を把握し、この集団分析結果を基にして職場の環境改善につなげていくことが求められています。
つまり、ストレスチェックの結果を用いて、職場全体の環境を「底上げ」していくということです。

ストレスチェックに意味を感じられない人の理由

ここまでお読みになった方のなかから「いや、それはわかっているけども……」と突っ込みが聞こえてきそうです。
多くの方がストレスチェックに対して「やる意味がない」と感じているのは、主に以下の理由からではないでしょうか。

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<個人>
・ ストレスチェックを受けたあとは結果が配られて終わり。そのあとに特に何かがあるわけではない
・ 高ストレス者判定が出て、産業医面談を行ったけど、通り一遍のことを言われただけ
<集団>
・ ストレスチェックを委託した先から「集団分析結果」なるものをもらったけれど、一読する以外使い道はない
・ 集団分析を活かすようにと言われるものの、何をどうしたら「活かしている」なのか、わからない

つまるところ、ストレスチェックが「受けっぱなし」「やりっぱなし」という形骸化の状況にあるということです。
そのために「ストレスチェックには意味がない」という意識を抱くに至っているのではないでしょうか。
せっかく時間と労力を割いて実施するのに、これでは少しもったいないですよね。

ストレスチェックの結果が「高ストレス」だった場合の個人、集団の対応方法は以下のページでもわかりやすくご説明しています。

ストレスチェックの高ストレスとは?ストレスチェック結果が高ストレスだったときの対応

ドクタートラストのストレスチェックは「意味」があります

さんぽみちを運営するドクタートラストのストレスチェックを利用されている企業さま、事業場さまの様子を見ていると、「ストレスチェックを積極的に活用したい」という想いを抱いておられるところが非常に多いという印象を受けます。
つまり、上記のような「ストレスチェック、意味がない」からの脱却を図りたいということですね。

5つのポイントから意味あるストレスチェックに

① たくさんの人に受検してもらうための工夫がたくさん

ドクタートラストのストレスチェックは、マークシート方式とウェブ上から快特をいただく方式の2通りから選ぶことができます。
そのため、事業場にあった方法を選ぶことができるのです。
また、以下のとおり多様な言語、さらには点字にも対応しているため、日本語以外で受検を望む従業員の方がいても安心です。

<ドクタートラストのストレスチェック対応言語>
・ 英語
・ 中国語
・ 韓国語
・ ポルトガル語
・ インドネシア語
・ ベトナム語

受検の終わっていない方に対しては受検を勧奨するご連絡をさせていただいております。
うっかり受け忘れていたということにならないようにしているのです。
こういった受検方法や受検言語などもあって、受検率の向上につながり、ひいてはより精度の高い集団分析結果につながります。

② 高ストレス、低ストレスに関係なく受検者全員をフォロー

個人へのアプローチの課題として「受けて終わり状態」を先ほど述べました。
ドクタートラストでは、受検後に「セルフケア」できるよう、受検者ごとにカスタマイズされたわかりやすいセルフケア―ツールをお渡ししています。
また、一般的に受検後は「高ストレス者」のみへのフォローでとどまりがちですが、ドクタートラストでは、受検結果にかかわらず、受検者全員が無料で使える「相談窓口」を設置しています。
受検結果の結果や内容にとどまらず、普段のお仕事上のメンタルヘルス相談、ハラスメント相談など、広く対応しています。
対応させていただくのは、ドクタートラストに所属する保健師、精神保健福祉士といった有資格者なのも安心です。

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③ ストレスチェックと産業医を連携させることが可能

「産業医といえばドクタートラスト」と言うくらい、ドクタートラストの業務の中でも産業医のご紹介は大きな柱となっています。
ドクタートラストと産業医契約をいただいている場合は、ストレスチェックの実施者探しに困ることもありません。
また、実施後の高ストレス者面談へも容易に行うことが可能です。
ストレスチェックをストレスチェックだけで完結させないしくみがあるのです。

④ 職場環境改善、働き方改革につながる独自の集団分析結果

ドクタートラストでもっとも力を入れているのが「集団分析」です。
独自の組織診断「満足度分析」を行うことで、各事業場でどの分野が不足しているか、どの分野を改善すれば職場環境に大きく貢献するかが一目瞭然です。

⑤ 集団分析結果を配る”だけじゃない”

どんなにわかりやすい集団分析結果でも、活用方法がわからなければ宝の持ち腐れです。
ドクタートラストでは、集団分析結果をご説明させていただくとともに、導出された結果から、職場環境改善をどのように行っていくのがよいか、具体的な施策をご提案させていただきます。
たとえば、管理職のラインケアに対する知見が不足しているのであれば、保健師が「ラインケアセミナー」を行うなんてことも可能です。
職場環境改善に向けたアプローチ方法は企業の数、事業場の数だけあると考えていますので、どのように取り組んでいくのがよいかを一緒に考えます。

せっかくストレスチェックを実施するのなら、受検するのなら少しでも意義、そして意味あるものにしていきませんか?

サービス詳細はこちらをご覧ください

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関連リンク

・ 「ストレスチェック等の職場におけるメンタルヘルス対策・過重労働対策等」(厚生労働省)
・ 「こころの耳」(厚生労働省)
・ 「ストレスチェック制度」(Wikipedia)