メンタルヘルス

メンタルヘルス対策として誰でもできる「セルフケア」とは?

メンタルヘルス対策として誰でもできるセルフケアとは?

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厚生労働省は、メンタルヘルスケアにおける四大柱の一つにセルフケアを掲げています。
セルフケアは誰もが取り組めるメンタルヘルスケアの方法として、最近ではセルフケア研修やYouTube動画なども充実しており、いつでもセルフケアに触れることができる環境がありますよね。
今回は、メンタルヘルスケア対策として知っておきたい「セルフケア」について、定義を押さえながらわかりやすく解説します。

「セルフケア」でメンタルヘルス不調を未然に防ごう

昨年から社会現象になっている新型コロナウイルスに関しては、皆さん、感染しないために手洗い・消毒を習慣にしていますよね。
万が一、罹患してしまったときは医療機関に受診するなどして早急に対応し、重症化しない工夫をすると思います。
セルフケアも、このような対応と考え方は同じです。
メンタルヘルス不調にならないために日ごろから自身のメンタルヘルスに注意を向け、もし精神的な病気にかかったときは、早めに休んだり医療機関に受診したりして対処を行います。
つまり、セルフケアとはメンタルヘルスケアの不調を未然に防ぐための取り組みなのです。
厚生労働省は、メンタルヘルスケアにおける四大柱の一つにセルフケアを掲げています。
セルフケアの重要性がおわかりいただけるのではないでしょうか。

<メンタルヘルスケアの4つのケア>
・セルフケア
・ラインによるケア
・事業場内産業保健スタッフ等によるケア
・事業場外資源によるケア

職場におけるメンタルヘルス対策のやり方、取り組みの具体例を紹介

セルフケア・メンタルヘルス診断の方法

メンタルヘルス診断を簡単に行うことができる、厚生労働省のサイト「こころの耳」をご存知ですか?

厚生労働省「5分でできる職場のストレスセルフチェック」

これは、一般的なストレスチェックと同様のテストです。
ストレスチェックの実施義務のない50人未満の事業場の方でも活用することができ、いつでも気軽にセルフケアに取り組むことができます。
また、「さんぽみち」を運営するドクタートラストではメンタルヘルスに関する情報を日々発信しています。
このようなページもセルフケアの参考になりますよ。

「はたらく人の保健室 HOW」
はたらく方のための健康情報を、産業保健師より発信しています。

「産業保健新聞」
心身の不調をはじめ、新型コロナウイルスの最新情報など、生活に役立つ情報を掲載しています。

メンタルヘルス対策にはセルフケア研修も有効

冒頭で、メンタルヘルスケアの四大柱をお伝えしましたが、その中でもセルフケアは自ら率先してできる、最も身近なテクニックです。
すべての労働者が身に付けておきたいスキルですので、事業場内でセルフケア研修を設けるなどして、労働者に広く知ってもらうことが有効です。
研修を設ける際は、次の視点を生かした内容づくりを心がけましょう。

ストレスの原因を知る

「あなたのストレスの原因は?」と聞かれても、曖昧に感じることは珍しくありませんよね。
しかし、自分をストレスフルにしている要因を知り、それと共にメンタルヘルスケアを考えることができると、思いのほか上手にセルフケアができることがあります。
セルフケアは、自身のストレッサーが何であるのかを考えるところからはじまります。

ストレスの対処法を知る

どなたでも、子どもの頃から何らかのストレス対処法はありましたよね。
友だちに愚痴を吐いてすっきりする方もいれば、お菓子をおなかいっぱいに食べて満足する方もいたでしょう。
では、いまの自分はストレス処理のために何ができるでしょうか。
セルフケア研修では、マインドフルネスや考え方の工夫など、大人の自分でも取り組める健康的なセルフケアを学ぶことができます。

メンタルヘルス不調を防ぐ職場環境について考える

「セルフ」ケアというくらいだから、労働者に任せて事業場は何もしない…そのような姿勢は好ましくありません。
事業場には、次のような取り組みを進めることで「メンタルヘルス不調を防ぐための職場環境」をつくることが求められます。

・ セルフケアのための研修を設ける
・ セルフケアの情報を労働者に提供する
・ 心の健康に関する理解の普及に努める
・ 労働者が自発的に相談できるよう、相談するためのルールを作ったり、管理監督者の傾聴技術を高めたりしながら、相談体制を整える

メンタルヘルス対策にはセルフケア研修も有効

セルフケアは、冒頭の4つのメンタルヘルスケアの中で最も身近なテクニックです。
ほんの少しのコツを知るだけで取り組むことができますので、事業場内でセルフケア研修を設け、労働者にそのスキルを身に付けてもらうことはとても有効です。
ドクタートラストでもセルフケア研修のご依頼を承っており、効率的にセルフケアスキルを身に付けることができるよう、次に述べる点を押さえながら工夫を凝らしています。

ドクタートラスト「セミナーテーマ一覧」

ストレスの原因を知る

セルフケア研修では自分のストレス要因の気づき方を確認します。
自分のストレス要因に気付くということは思いのほか難しく、コツが必要な作業です。
日ごろの生活においても「あなたのストレスの原因は?」と聞かれると、曖昧に感じてしまうのではないでしょうか。
しかし、自分のストレス要因に気付くことがセルフケアの準備運動になりますので、まずは自分のストレス要因に気付く方法について丁寧にお話をします。

ストレスの対処法を知る

セルフケアという概念が無くとも、自分なりのストレス対処法は子どもの頃からありましたよね。
友だちに愚痴を吐いてすっきりすることもあれば、お菓子をおなかいっぱいに食べて満足することもあったことでしょう。
それでは、大人になったいまの自分は、ストレス対処のために何ができるでしょうか。
セルフケア研修では、マインドフルネスや考え方の工夫など、大人として取り組める健康的なセルフケアを学びます。

メンタルヘルス不調を防ぐ職場環境について考える

「セルフ」ケアというくらいですから、事業場は取り立てて対応することがないように感じませんか?
労働者が心置きなくセルフケアに取り組むためには、取り組むための環境づくりが事業場に求められます。
そのため、事業場は、セルフケアの情報を開示する、セルフケア研修を開催するなどしながら、心の健康に関する理解の普及を進めましょう。
労働者が自発的に相談できる職場環境づくりを心がけることも効果的です。

メンタルヘルス対策・セルフケア研修には産業医を活用

事業場のメンタルヘルス対策としてセルフケア研修を行う際は、産業医を活用することをおすすめします。
産業医は労働者の健康管理を行うことが職務のため、医学的な知見に長けています。産業医を活用することで、事業場内では気付けない見落としや、より良い対策を講じるためのヒントが見つかることも多いものです。
産業医がメンタルヘルスケアに参画するためには、まずは事業場内メンタルヘルス担当者を定めましょう。
事業場内産業保健スタッフから選定することが好ましいですね。その方を窓口として産業医との連携を図り、メンタルヘルス対策やセルフケア研修に臨むよう心がけます。
なお、労働者の個人情報はとても繊細な問題ですので、メンタルヘルス担当者に労働者の人事権を有する者を選定することは避けましょう。
個人情報を遵守することができる、職業倫理の高い人を選びたいものですね。

まとめ

今回は、メンタルヘルス対策として知っておきたい「セルフケア」についてわかりやすく解説しました。
「セルフケア」は難しい言葉に聞こえますが、身近にあるストレスチェックツールや産業医の協力を活かすことで、充実したメンタルヘルスケア対策を講じることができます。
「さんぽみち」を運営するドクタートラストでは、ストレスチェックサービスの提供をはじめ、産業医紹介や産業保健師の派遣を行っています。
些細なことでも構いませんので、お気兼ねなくお問い合わせくださいませ。

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この記事を書いた人

精神保健福祉士 八島

精神保健福祉士 八島

精神保健福祉士として精神科医療や障害者福祉に携わり、たくさんの医師や看護師、諸先輩方から臨床を教わってきました。